2011年01月22日

日本語と英語

茂木健一郎氏の英文ブログ

http://qualiajournal.blogspot.com/2011/01/we-need-sunshine-not-bomb-qi-incident.html

を日本語にしました(してみましたw)。茂木さんのツイートをみて触発されたので、ツイッターの影響力は改めて凄いと実感。


英国国営放送の人気お笑いクイズ番組であるステファン・フライのQI(quite interesting:英語版「すべらない話」) が日本のニュースで取り上げられた。広島と長崎の両方で被爆した山口彊(つとむ)氏の話が、「世界で一番不幸な人」として紹介された。この件に関して、日本大使館はBBCと番組製作会社に対して書面で抗議し、日本では、テレビ番組や新聞、ツイッターやブログで憤りと怒りが広がっている。

日本の外で原爆に対する恐怖や怒りを理解するのは難しいかもしれない。結局のところ、他の国は、どれだけ衝撃があったかを想像することしかできないが、日本の人々は、歴史の変遷の中で、実際に原爆を体験した。フィクションや映画ではない。まぎれもない真実である。この点において、BBCと番組制作会社は、20世紀の悲惨な体験の一つに明らかに配慮を欠いたことは明らかである。

その上で、今回の件は、意図的な悪意ではなく相互理解の不足によるものだろうと指摘したい。ケンブリッジ大学で2年間、幸福かつ刺激的なポスドクの日々を過ごし、ほぼ毎年、英国を訪問するものとして、私は、英国のユーモアのセンスを深く愛し、尊敬している。ステファン・フライが知的で愛すべき自由な男であることを知っている。QIショーに敬意を抱いているし、ブラックアダーのシリーズなどの他のステファン・フライの作品を高く評価している。母国日本で、今回のQIショーに関する件によって生じた怒りと悲しみはとても残念である。

英国のユーモアのセンスをもつことで、社会問題に直面したり、時には、断崖絶壁を歩むこともある。デビッド・ウォリアムスと数年前に東京で会ったとき、彼は、「常に”正解”を出し続けるのは非常に難しい」と言っていた。ウォリアムスは、マット・ルーカスと共にコメディー「リトルブリテン」を創作する際、楽しむための挑戦と、普通に暮らしている人々を傷つけず悲しませないことのバランスをとるのが難しかったと言っていた。

コメディ製作において果敢に挑戦することは、賞賛に値し、尊敬を受けるものだ。ステファン・フライは、勇敢で人々に刺激を与える男である。パイオニアであることは、時として代償を払うこともあるが、我々は、賞賛すべきであろう。今回の件で、日本と英国の間で深いコミュニケーションが始まるきかっけとなることを望んでいる。始まりが黒い風雲とともにあっても、響く笑い声で終わることを願っている。

私たちに必要なのは、爆弾ではなく、光である。
posted by Satoshi at 11:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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